この時間になっても蝉が元気に鳴いていると、夏の盛りの熱帯夜だなと思いますね。
とりあえずテスト、レポートは全て終わりました よかったー
曽祖母のお墓参りのため東北地方へ行ってきた。3年ぶり、いやもっと間が空いたかもしれない
緑と海に囲まれた、それは美しい街なのだけど車で景色を見ていると異界の匂いがして驚いた。
鬱蒼と繁る木々のせいかもしれないし、数年前の自然災害の一種の爪痕なのかもしれない。生命に溢れているということはその逆もまた溢れているのか。
墓地は薄暗いもののそういった匂いや不気味さは感じさせない。
大人たち(私も成人はしたが)が墓石にぽつぽつと話しかけているのを見ると不思議な気分になった。
まれに見る猛暑だというのに墓石はひんやりと冷たくて、曽祖母の顔も声も覚えていないが寂しいなと思ったらすこし涙が出た。線香の煙のせいもあったと思う。
死が一番手っ取り早い解決方法に思えることがしょっちゅうある。この世のあらゆる「嫌なこと」を避けるには、生は重くて動けない。
だから私は死に臆してなどいないし、きちんと受け入れられると思っていて、そこは墓参の前と変わらないのだが、根底に寂しいものだという気持ちを持っていると初めて意識した。
私の記憶の中の曽祖母は、ずっと廊下に背を向けて布団に寝ている。顔も思い出せなくて申し訳ないけど、またいつかね。