追い焚き機能は生憎なくて

恋人におすすめされてA子さんの恋人を読んでいます。今4巻。苦しい。なんでこんな苦しい漫画をおすすめしたんだろうという気持ちと、絵も好きでめちゃくちゃ面白いのになんで今まで読んでなかったんだろうの気持ち。やっぱりこうやってぐるぐるうだうだ考えるのが好きと思われてるのかなぁ。好きっていうか性格的に避けられないだけなんだけど。

えいこ、けいこ、ゆうこの中で、今の所一番共感するのはけいこちゃん、一番憧れるのはゆうこちゃん。やっぱりマトモであるという特性は恋愛市場においては価値を生まないというわたしの仮説は正しいのだろうな。わたしだって体型のこととか気にせず好きに食べて飲んでべろべろに酔っ払っちゃう子になりたかったんだから!

えいこちゃんの気持ちもたまーに分かる時がある。わたしもぬるま湯が好きなタイプで、今も相手にぬるくていい?と確認をとったうえではあるけどぬるま湯に浸かっているから。ぬるま湯って浸かっていても少し寒くて、上がった時の寒さに耐え切れるほど身体があったまらないのが厄介なのだ。分かってるよ。ずっと浸かっている訳にもいかないのも知ってるよ。あとちょっとだけ、ちょっとだけって粘っているうちに寝ちゃったりするんだよね。

好きってなんなんだろう、と思う。30手前で何言ってんのと笑われちゃうかもしれないけど、いまだによく分かってない。お酒や海外旅行のことははっきり好きだと分かるのに対して、恋人のことが好きなのかはよく分からない。ぼんやりしている。たしかに大事だけど友達へ感じる大事と何が違うのか。結婚に踏み切れる人はすごい。好きだから結婚する訳じゃないよって言われるかもしれないけど、そんなこと言われたら余計に訳が分からない。結婚しないことがある程度許される世の中で、わざわざよく分からないことをしようと思えるのってすごい。えいこちゃんが結婚について全然ピンと来てなくて安心した。わたしだけじゃなかった。

お花屋さんでミモザが売ってたよとか、花粉がひどいねとか、後輩が全然仕事しなくて困るんだとか、そういうことを話していいし、ある程度わがままを言ってもいい(と一般的に考えられている)相手がいる心地よさに肩まで浸かってしまって、自分から上がるのはしんどいから、適当なタイミングで向こうにお湯を抜いてほしいなとまで思っている。だってわたしぬるま湯を熱々に沸かせるほどのパワーないし。ひどいな、我ながら。

連休続きで週休3日に慣れてしまったところへの5連勤はキツかったので疲れてるのかも。早くぬるくないお風呂に入って寝よう。