言葉で伝えても 伝わったのは言葉だけ

7月になりました。

半年ってあっという間だ!とも思うけど1月から順番に振り返ってみるとひょいひょいと過ごしてきた訳ではなくて、それなりに浮き沈みを繰り返しながら歩いてたなあと実感する。

高校生の時に比べたら感情の振れ幅は小さくなってしまったけど、それでも針が振り切れるくらい楽しいことも嫌なこともあったことをちゃんと思い出せてほっとした。

忘却って恐ろしい。その人の中では無かったことと等しくなってしまうんだと思うと心が少しひやりとする。

こんなことがあったよね、と話して「そうだっけ?」と返された時の何とも言えない虚しさと寂しさを、感じることも相手に感じさせることもこれから必ず増えていく。

忘れたいことはいつになってもふとした隙に入りこむくせに、ささやかでくだらないけど忘れたくないことはどんどん薄れていくから悲しいよね。

撮った写真や残した文字が、なるべく長く記憶の再生ボタンとして機能してほしい。

いつかはその写真や文字そのものが思い出になってしまうから。それはそれで素敵なことだと思うけど。

今年の夏は、忘れたくないことでいっぱいにしたい。

 

タイトルはBUMPの「宇宙飛行士への手紙」から。

この曲は歌詞もメロディーもPVも大好き。初めてしっかり聴いたとき、歌詞があまりに切なくて怖くて衝撃を受けたのを覚えてます。