ささのはさらさら

明日は七夕。

あちらこちらにある短冊や綺麗な飾りのついた笹(もどきも含め)が7月7日を意識させる。私はぼーっとしてるから、町の様子から季節を教わることが多い。

当たり前だけど様々な願い事があって見てみると面白い。特に子どもの書く願い事はどれもこれも可愛らしくて夢があっていい。

私も小学校低学年から短冊を書いてきたはずなのに、何をお願いしたのかさっぱり覚えていない。クリスマスのサンタさんへのお願いと違ってモノと結びつかないからか。

でも大きくなるにつれ希望の範囲がどんどん狭くなってきているのは自覚している。そりゃあ出来ることなら全人類の無病息災を願いたいけど、それを願うには世界は広すぎると知ってしまったから仕方ない。

こういうことを考えると胸が苦しくなる。だから私はそういうことから目を反らしてばかりいる。自分の目の届く範囲のことしか考えないようにして。

それが一番卑怯でよくないことなのは重々承知しているんだけど、未だにどうしていいのか分からないし分かる日が来るとは思いにくい。

 

なんだかすごく暗い話をしてしまった。

とりあえず織姫と彦星が無事に再会できることを祈ります。あと私の周りの人が健やかに暮らせますように。