没収された解答解説

余計なことを考える暇がないくらい忙しかったときは、疲労によるストレスはあるのだけど、つかみどころのない人生全体への不安まで頭が回らないから、毎日を一生懸命こなして終わり!おやすみ!で終われるし、のんびりした時間があるとそれだけでたまらなく幸せに感じられて、なんだかんだ乗り切れた。忙しいと言っても私は要領が恐ろしく悪いから、別の人から鼻で笑われるような予定の量だと思うけど。

逆に、ちょっとのんびりした時間が続くとついつい余計なことまで考えちゃって、いつもお決まりの「私なんてどうせ...」「未来なんてどうせ...」の壁にぶつかって布団の中で悶々とする羽目になる。だから敢えてちまちまと予定を作って、くだらないことを考えないで済むようにしてるのだけど、本当はその"くだらないこと"は今考えなくちゃいけないらしく、どうしたものかという感じ。

あんまり深く考えずに全部えいっと決めてしまえたらどんなに楽だろう。大学受験のときも第一志望校を高三の11月になってようやく決めたし、昔から変わってないなぁ。他人に指図されるのは死んでもいや、って人も多いけど、優柔不断な私からしたら、誰かに決めてもらえるのはとてもありがたい。でも、心のどこかで「自分で選んだんじゃないもん」と言える逃げ道を残したがっているのもわかっていて、その狡猾さに嫌気がさす。おーい、観念しなよー、もう20歳過ぎてるし、なんにせよ全部自分の責任になるんだよー。

世界は魅力的だって信じたいし、信じようとしてるけど、やっぱり信じきれないよなぁと思ってしまう。思える「瞬間」はたくさんあるけど、信じられるかって聞かれたら首は縦に振れない。だからこそ、自分でよく考えて選びなさいって話なんだけど、よく考えると嫌なところばっかり目についてしまって、自分ごと放棄したくなるし、ああああー。

上手いオチも思いつかないので、モラトリアム大学生がバカなことほざいてるぜ、と笑ってやってください。